CEガッチと愉快な仲間たち

CE ガッチと愉快な仲間たち

某病院で臨床工学技士として働くガッチの疑問と私見

"教育" 新卒の方への考え方

こんにちは、CE ガッチです。

皆様の施設には新人の方は入社されましたでしょうか?

今年に関しては新型~の影響もあり、新人さんの初出勤日が5月頃まで延長されている施設もあるとお聞きしています。

当院に関しては例年通り4月から新卒の方が臨床工学部へ配属となり、プリセプターの元で教育が始まりました。

先日は患者とのコミュニケーションの一例を書かせていただきましたが、本日はスタッフコミュニケーション、主に新卒の方とのコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

それでは、宜しくお願いします。

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最近の新卒の方の傾向

 

 自分が新卒の頃を思い出すと、とても頭が痛いのですが世代的に自分は「ゆとり教育世代」のぎりぎり転換期にあたります。

 そんな自分が思うのは、入社時の目的意識が少しずつ変化しているのかなという事でした。

 

少し前の資料にはなりますが、”公益社団法人 日本生産性本部”の平成31年度「新入社員働くことの意識調査」によりますと、

「自分はこの分野で頑張っていきたい!」

というような「自分の能力を試す」項目は減少傾向にあり、

「プライベートを充実させたい!」

というような「楽しい生活をしたい」項目がぐんぐん伸びてきています。

 

働き方に関しては、

「人並みで十分」が63.5%と上昇している反面、「人並み以上」が29.0%と減少傾向にありました。

 

一概にはもちろんいうことは出来ませんが、これらから個人的な考えではありますが新卒での入職時の方々は

・現状を維持しながら、適度に働きしっかりと生活をする

というような考えの方が増加していると考えます。

 

教育者として

 

新卒の方の傾向を知ったところで、次はどのように対応をしていけばよいのかを考える教育側の事を考えていきたいと思います。

新卒の方の傾向が変化していく中、教育側はどうでしょうか?

例えば、

 

「自分から言ってこないと何がわからないかがわからない」
「他の新卒の人はできてるよ?」

 

上記のような言葉は掛けていないでしょうか?

自分が新卒の頃は、よくこれらの言葉を掛けられました。

言われるたびに自分を悲観しましたし、なぜ他人と比較されなくちゃいけないんだと感じていました。

 

正直なところ、上記のような言葉をかける先輩はたくさんいると思います。

しかし、それでよいでしょうか?

一世代前はこのような教育方法でよかったかもしれませんが、新卒の方の傾向が変化している以上教える側も変わっていかなくてはいけません。

ある程度仕事をしてきた中途の方はそうではないと考えますが、新卒の方にとって職場における常識はまだ常識ではありません。

自分の常識と相手の常識は同じではないです。

それをしっかりと念頭に置きながら教育をおこなうべきではないのかなと思います。

 

「自分から言ってこないと何がわからないかがわからない」
「教えた中で何かわからないことはなかった?」

 

「他の新卒の人はできてるよ?」
「自分のペースでまずはやってみようか」

 

これでいいのではないでしょうか?

 

勿論、いつまでもこの状態ではいけないです。

一通り業務をこなすようになってきた際には、次の段階「自立」に向けて歩を進めなくてはいけません。

 

新卒の方が変化してきている以上、教育側も変化しなくてはなりません。

考えることが難しい場合は、一緒に考えてあげましょう。

悩んでいるときは、一緒に悩みましょう。

それにより教育者側も成長していくのではないでしょうか?

 

 

最後に

 

自分の私見をババっと書いてしまいましたが、もちろん持論のある先輩方はたくさんいらっしゃいます。

それらを否定する気はありません。

むしろ、それがあるからこそ強みとなっている方々がたくさんおられます。

 後輩は、見ていないようでも先輩の背中をしっかりと見ているものです。

初めのころは分からなくても、自立してきたころにたくさんのことに気が付かされます。

 

自分も教える側をしっかり信じて、今後教育をしていきたいものです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

CE ガッチ

 

参考:

www.jpc-net.jp